みんな!思い出してあげて!~ジェニー・リンドから観た「グレイテスト・ショーマン」

さて今回は、あの大ヒット映画「グレイテスト・ショーマン」について書いてゆきましょう!
圧倒的ミュージカル作品を
圧倒的 一般的な映画上映時間の尺
と言える約100分に収めたこの作品ですが
 
今回語りたいポイントはミュージカルシーンや映像美の魅力…ではなく
さらには魅力的な主人公たちのお話…でもなく
そしてゼンデイヤをはじめとする個性豊かなサーカスの団員…の話でもありません
ましてや「実際のP・T・バーナム氏と映画での描かれ方は違うらしいぜ!」と言った話ではありません
このような情報に興味がある方は他のブログをご参照頂いたほうが賢明かと存じます。
 
そう、今回の主人公は…というよりは
グレイテスト・ショーマン」の主人公は…あの(美人)レベッカ・ファーガソンが演じる
オペラ歌手「ジェニー・リンド」!
 
ジェニー・リンドのグレイテスト・ショーマン
のお話です
 
 
ミュージカル映画慣れしてない人の感想です
 ちなみに私はミュージカル映画はあまり観なくて
いちおう「ラ・ラ・ランド」は人気があったので観たという程度
そもそも、いわゆる「ミュージカル風」というのに今だ慣れず
 
ええっ…!いきなり登場人物歌い出しとるがな!!
 
お、お前それまでとはぜんぜん違う動きしとるやんけ!!
 
という違和感が強く、なんなら今もそれほど得意ではありません(笑)
そんな私でもこの「グレイテスト・ショーマン」はたしかに素晴らしく、
「This is Me」など、とても印象的な曲は多いですね。
今聴いてもテンションは上がり、ジェニー・リンドのことを思い出します。
 

 

youtu.be

 

ゼンデイヤが踊りながら歌ってる曲も良かった気はしますね(うろ覚え 笑)
 
 
 
ジェニー・リンドのグレイテスト・ショーマン その1
 
さて、それではそろそろ本題に入りましょう
 
もしかしたらグレイテスト・ショーマンを観た人でも
「ええと、、どんな人だっけ」
となっている可能性があるので、まずは簡単に彼女の紹介から
 
ジェニー・リンドはスウェーデン出身の歌手です。
この作品自体が実話をベースに(だいぶ変わっているようですが)しているので
当然ジェニーも実在のオペラ歌手となります。
 
ヨーロッパでかなり有名だったジェニーですが、作中ではイギリスのヴィクトリア女王との謁見シーンにて本作の(一応)主人公であるP・T・バーナムと知り合うことになります。
NYで公演しないか?本物を手掛けたい!」と声をかけられ、次のシーンでは一気に公演が実現(展開の早い映画なんです)
 
NYの公演で「Never Enough」を歌い上げると観客はスタンディングオベーションの大感動!!
堅物の批評家も認めるほどの成功を収めることになりました。
 
その後ジェニーはバーナムに身の上話をします
次のような内容です
 
・生まれつき恵まれている人には理解できない
 
・時々違和感を感じ、居場所がない、価値が無いと感じることも。
 
心の穴は大喝采では満たされない
 
この辺をしっかり追えているかどうかで、ジェニーに対する印象は変わってきます。
 
 
 
ジェニー・リンドのグレイテスト・ショーマン その2
 
ジェニーはバーナムと公演を重ねてゆき、「世界一の歌手」というお互いの夢の実現に近づいてゆきます。
が、その時に
 
なんかむちゃくちゃ良い感じ
 
に!
 
 
奥さんや娘さんを大切にしている彼は彼女を避けるように扱い、
「私は出し物の一つだったのね!」
と怒らせてしまいます。
 
その2時間後、ステージの上でこれまでと違う複雑な表情を浮かべているジェニーが印象的です。
 
 
感情を抑えきれず、涙を溜めながら歌うジェニー
それを脇から眺めるバーナムも複雑な心境です
 
事件はその直後に起きます。
公演後にステージ上でキスをして去っていくのです。
 
そのあと呆然としたバーナムの表情は
「うわあ、女って怖え…」
と物語っているようにしか見えません
 
 

https://youtu.be/HokDzwoe3GQ

マジ怖え…」

 

 
 
この時の写真がのちにスキャンダル写真として、バーナムの破滅を加速させる要因としてどうたらこうたらで
そしてストーリーはなんとかかんとかで最終的には上手いことアレするのですが
 
詳しくは実際映画でお楽しみください
 
 
ずっと満たされなかったジェニーの心境
上にも書いた通り、上映時間も決して長くもなく、展開も早い作品なので
限られた情報の中での印象なのですが
やはりジェニーはバーナムに恋愛感情を抱いていたのでしょう
 
最初の公演後の会話にあったように、彼女もまた不遇の中努力してきた人
似た感覚をバーナムの中に見出したに違いありません。
 
そもそもジェニーが歌う曲は「Never Enough
つまり「満たされない」が彼女の核でしょう。
 
ずっと満たされていなかった彼女が、唯一満たされたと感じた瞬間がバーナムと組んだことにより訪れた。
 
バーナム主体で作品を観てきた人にとっては
「美人が言い寄ってきたでー」
みたいなシーンに見えるかもしれないですが、ジェニーからすれば救いの手だった
 
だからこそ、次のような会話を残しています
 

 

投げ出されたら困る、破産だ
僕はすべてを懸けた
 
-- 私もよ

 

 

  
 
観客の記憶にも残らないジェニー…
ジェニー・リンドは不遇の人なのです
おそらくこの作品で登場する前からで、そして作中でも
そしてもう一つ、視聴者から見ても です。
 
ジェニー・リンドはその後のシーンで一切登場しません
姿も、様子や状況を伝える文字も何もなし
気がついたらサーカスは復活、バーナムは嫁さんと一緒に娘の舞台を見守りながら、作品は終りを迎えます。
 
あれ?終わり?
ジェニーはその後どうなったの…??
 
とても良い作品でした。心動きました。
けど、私はエンドロールを観ながらずっと引っかかっていたのです
ジェニーはどうなったの…!?
 
後半の盛り上がり(再生してゆくシーン)をメインに見ていると
見事にジェニー・リンドの印象は無くなってしまいます。
あんなに感情豊かに唄っていたシーンも途中の試練の一つでしかなくて、
 
「あ、そんなシーンあったよね~」
「いたいた、オペラ歌手!」
みたいな印象を持つ人が多いのかもしれません。
 
けど、私がもっとも感情移入するのはジェニーなのです。
ぜひまだの方はジェニー視点でこの作品をお楽しみ下さい。
新しい世界が開け、見終わったあとはなんとも言えないモヤモヤした気分になること間違いなしです。
 
あとは、バーナムの嫁さんの「チャリティ」ね。
募金活動みたいな名前でしたが、彼女もまた美人です。ヴェノムのヒロインとか最高でしたね。
 
グレイテスト・ショーマン」は二人の美人が登場するという神作品とも言えましょう。
ゼンデイヤファンにボコボコにされそう
 
最後に余計な感想を付け加えてしまいましたが、この作品の主人公は(美人)レベッカ・ファーガソン演じる「ジェニー・リンド」です。これは譲れねぇ。
 
 
まとめ
さて今回は「ジェニー・リンドのグレイテスト・ショーマン」について書きました
ぜひ続編こそは主人公ジェニーのその後が描かれていることを期待しています。
けど本当にそのくらい、不遇なジェニーのその後が気になってしょうがないのです。
 
続編の予定は今のところないようなので、それまでにジェニーがエゴサーチでこの記事にたどり着くようにしておきましょう。
少なくとも私はジェニー、あなたが一番が印象的だったよ!頑張って!
 
ではまた
 
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