MARVELの代表的なチーム映画?『アイアンマン3』でしょ!夢のチーム戦が見れる傑作
MARVELの映画作品、特に
と呼ばれる作品群は、いわゆるヒーロー映画の意義を大きく塗り替えたと言って良いだろう
これらの作品の素晴らしい点としてよく挙げられるのが
複数の作品が世界観を共有している
ということ。
あの登場人物が別の作品にも登場する…
クロスオーバーという言葉も、私にとってはあまり以前まで馴染みはなかった言葉だ。
そういったヒーローたちが集合する代表作が、今のMARVEL映画を代表する
「アベンジャーズ」
である。
この時の(そしてこれ以降の)盛り上がりは激しく、日本の配給会社も
「日本よ、これが映画だ」
というよく考えたらなかなかケンカを売ってるようなアグレッシブなコピーを打ち出し
その後のMARVEL人気に火を付けたと言えるだろう
そんなわけで今回は
MARVEL映画で「チーム」を語るならアベンジャーズ…ではなく
アイアンマン3だ!
という話をしてゆこうと思う。
ここであえてアイアンマン3を推してゆきたいのだ。
いやいや「あえて」というのはおかしい
もう、見れば見るほどチーム映画なのがアイアンマン3なのである。
これからいくつかの根拠を見ていこうと思う。
(MARVELファンの私にとって)作品群はどれも名作揃いなのはもちろんなのだが、作品ごとのテーマや見方は様々
今回の記事でアイアンマン3に対しての新しい視点を感じてもらえれば嬉しい限りである。
まず、ポイントをまとめておく
[アイアンマン3のチーム要素はこれだ!]
・複数アーマーの登場
・パーツごとに分かれる
・スーツを着る→着させる
・空中救出の名シーン
・最後のトドメは…?
・パーツごとに分かれる
・スーツを着る→着させる
・空中救出の名シーン
・最後のトドメは…?
[チームを感じる要素]複数アーマーの登場
アイアンマンと言えば、「パワードスーツに身を固めたヒーロー」だが
作品ごとに登場するスーツのカラーバリエーションや機能、そして装着シーンなどが毎回の見どころとなっている。
アイアンマン
これら3作品のなかで登場するスーツは
マーク1~7
特にマーク5や7の装着シーンは全世界のアイアンマンファンの心を鷲掴みにした有名な場面だ。
そしてアイアンマン3で登場したスーツは、なんと
マーク8〜42 !
どうしたんだトニー!!と心配になるほどの量産っぷりだ(実際にPTSDだったが)
映画の序盤から
「こんなに作っちゃいましたー」
で驚かせてくれるわけだが、これが後半へのお楽しみにつながっている。
このように冒頭から
「今回はたくさんアイアンスーツが出てくるよ!」
と、"複数"を強調してくるのだ。
[チームを感じる要素]パーツごとに装着
その直後にさらに驚きの場面が待っている
ここまで長々と記事を書いているが、
「あなたにとってアイアンマン3の魅力は?」
と聞かれたら一言
「パーツごとに装着する点」
です、に尽きる。
これまでの作品で見られた
「完成されたスーツをトニーが着る」
という前提を覆し、腕のパーツに足のパーツに…と一つずつ分けて装着していくのである。
(注:MARVELコミック原作については知らないです…こういうのはあるの??)
今まで1体だと我々が思っていたスーツは、この瞬間から
「各パーツから構成されるチーム」
を意味するようになるのである。
さらに後半では実際に
・片手だけ装着
・片足だけ装着
した状態で戦うという場面すら見ることができる。
なんと狂気的な!!
当時私はこのシーンを見て
「うわああ…こんなアクションシーン見たことがない…これはのちにブログに書こう!!後世に残そう!!」
と強く感じた。強烈なインパクトを残したのだ。
ここまでの2点だけでも
1.複数のアーマー
2.しかも1つのアーマーがパーツごとに分かれる
という
「複数」×「複数」
の概念が出てくるのである。
チームを感じさせる要素はまだまだ続く。
[チームを感じる要素]スーツを着る→着させる
アイアンマン3の序盤は、さらに興味深い展開が続く。
テロリストに自宅を襲撃されるシーンで、トニーは自分の身よりも愛するペッパーを守るために
アイアンマンスーツを「装着させる」
このシーンがまた衝撃的だ。
先ほど、
「複数」×「複数」
と書いたが、さらに可能性は広がり
1.複数のアーマー
2.パーツごとに分かれる
2.パーツごとに分かれる
3.装着する人も複数のパターン
となってきた。
アイアンマン2でも似たシーンはあったが、今回はその発展形というか
より自由に考えられている印象はある。
自分自身でスーツを装着することを「シュート」だとすると
人に着させることは「パス」と言えるだろう。
つまりチーム!
[チームを感じる要素]空中救出の名シーン!
「アイアンマン3は一回見ただけでちょっとうろ覚えだけど、飛行機から人を助けるシーンは良かったね」
なんて方は結構多いかもしれない。
そう、シリーズ屈指の名シーンだ。
そしてこのシーンもチーム感満載。
飛行機が放り出された13人を救うべく、飛び出したトニー
だが、AIジャービスの計算によると
「運べるのは4人」
という絶望的な回答。
その時トニーはどうしたか!?
互いの手をつなぐことで全員を救出!
一人ではできないことを、全員で力を合わせてクリアする…まさにチーム!!
私は当時このシーンを見ていたく興奮し
「これはのちにブログで書こう!!未来の子どもたちのために!世界とみんなの地球のために!宇宙とマルチバースのためにも!」
と決めた。
あの時の私よ、いまこうして記事にしたぞ!
余談だが、この救出シーンだけでも大興奮なのに
「最後の最後にオチがある」
ことで、100%を超えた120%のクオリティになっている。
恐るべし!!!
[チームを感じる要素]最後のトドメは…?
上に書いてきたように、
複数のスーツ
パーツごと
トニー以外も装着
というもう特盛ラーメン全部乗せ状態になる
ええいごちゃごちゃして分からないよ!(最高だもっとやれ)
ヴィランであるキリアンに
「スーツを装着させた」
というところも非常に"ニクい"ポイントだ。
そしてもう一つ、このあとがさらに面白い。
[問い]最後にキリアンを倒したヒーローは誰か!?
[答え]トニーの妻である「ペッパー・ポッツ」
エクストリミス(アイアンスーツを手刀で切断できる謎チート性能)という敵側の力を借りてだが、ペッパーはあやうく誤射しかけたアイアンスーツをげんこつドーン!で粉砕し、さらにはキリアンにもとどめを刺す。
このシーンを見て
アイアンスーツ3でペッパー強くね?おかしくね?
というコメントを見かけたことがあるが…
このシーンこそが「チーム映画」の最後のピースだと思う。
先ほど、
シュート
パス
という表現を使ったが、この作品の最大のポイントはまさに
主人公トニースタークがシュートを決めたわけではない
という点にある。
なのに、もちろん勝った。
それはチームの勝利なのだ。
まとめ 「アベンジャーズ」のさらに先へ…!?
最初に
と私は書いたが、
だと感じている。
ここまで見てきた通り、この作品は至るところで「チーム」をアピールしている作品だ。
詳しく書かなかったがハーレー少年も良いチームを組んでいたと思うし
また逆にヴィラン側はそれぞれのエゴが強く、チームとして機能していなかったなど
まだまだ書き足りない点はある。
私の夢の一つは本作の監督である「シェーン・ブラック」さんと酒を飲みながらこの話をすることだ。
ぜひ機会があれば、
「やっぱあの作品、チームがテーマっすよね!?」
と投げかけてみたい。
私の妄想だと、監督は
「まじ!?気づいた!?そうなんよねー!」
とニコニコ答えてくれている。
まぁ、わざわざ対談しなくても、もう通じ合ってますけどね…
と、謎の確信を振りまいて
今回は終わりにしたい。
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